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消しゴムはんこ教室at正太寺 [正太寺]

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正太寺で「消しゴムはんこ教室」を開催します。ご案内は勿論、私住職です。
日程は12月8日(木)・9日(金)・10日(土) いずれも午後2時~4時まで
三回とも内容は同じです。都合のよい日をお選びください。
各回定員8名。必ず予約をしてくださいね。

参加費は1,000円(材料費含む)
カッターナイフなど道具も全て用意しております。手ぶらでお越しください。


申し込み、お問合せは、メールshotaiji@gmail.com
または住職携帯090-8137-6011までお願いします。
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年賀状に間に合うと思います。

ヨガとクリスタルボウルの夕べat冬の夜 [正太寺]

ヨガとクリスタルボウルの夕べを開催します。

日時:12月9日(金)PM7:00~8:15(受付は6:30より)
参加費:2500円
持ち物:動きやすい服装でお越しください。
    ヨガマット
    毛布(クールダウンの時、静かに横になります。体を冷やしすぎないようにします)
申し込み:メール  shotaiji@gmail.com
住職携帯 090-9137-6011
必ず予約をしてください。定員は20名です。先着順です。

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今年最後のヨガクリ(ヨガとクリスタルボウルの夕べ)です。
本堂の中は冷えます。冷えるのでストーブを点けます。ロウソクの炎とストーブの炎と視覚的にもあったかい雰囲気になると思います。
虫の声もしません。戸を閉めれば「シーン」と静かな空間となります。
クリスタルボウルの響きが一層際立つに違いありません。

みんなで高田本山 [日記、時候]

11月10日のことです。
豊橋仏教会・仏教奉賛会の日帰り旅行がありました。
三年ぶりの同会の旅行ということで、募集当初は集まりも芳しくなかったのですが、結果は41名で大型バスがほぼ満車という状況でした。
行き先は三重県は高田本山です。(私は先日の納骨堂法会の団参で出かけたばかりでしたが・・)
仏教会と奉賛会は色々な宗派の僧侶とその檀信徒で構成されています。私たち僧侶は自分の宗派の本山以外に足を運ぶことはあまりありません。そして真宗であったとしても大谷派や本願寺派の方にとっては高田本山は縁遠いところ。実際バスの中で高田本山に行くのが初めてという人に手を挙げてもらったところ、ほとんどの人が手を挙げられました。
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本山で説明を聞いているところ。案内も優しく面白くと皆さん楽しそうでした。
そして今回は特別に一般案内にはない処へも入れていただき、皆さん満足していただけたようです。

本山で洒落たランチをいただき、バスは伊賀上野へ向かいます。
忍者屋敷と俳聖殿を見学して帰路に就きました。

他宗の方と共に本山をめぐるという経験はあまりありません。浄土宗の方が宝物館をご覧になったあと、親鸞聖人の和讃をとても素晴らしいと仰っていました。それは難しい仏教の教えを歌に詠みあげ、漢字にはふりがなをつけ、大切なところには言葉の意味を書き添えてある。これほど人々に教えを伝えようと工夫と実践をされた宗祖は他には見当たらないということでした。

私たち真宗の教えを聞いている者が気づかない大切なことを教えてくださり誠にありがたいことでした。

東海寺 [高田の寺々]

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もう半月も前になってしまいましたが、津市白塚の東海寺へとお邪魔する機会がありました。
白塚というのは高田本山からまっすぐ東に向かい海岸に面した町。昔の街並みそのままに細い道が縦横に伸びています。車で通るには冷汗が出るほど。
この白塚というところは本山の報恩講お七夜の時に「通夜講(つやこう)」といって1月15日の晩、御影堂で聖人の和讃を一句一句繰りながら皆で声を合わせてお勤めを行っているのです。そうした講(グループ)がいくつも御堂に陣取り、まだ私が二十代だった頃の記憶では、深々と冷え込む御堂に幾重にも抑揚のついた節があちらからこちらから響いていました。
最近の様子はわかりませんが、継承者がいないということを聞いています。

さて、こちら東海寺ですが、本堂の裏に立派な阿弥陀如来坐像(座っている姿)が安置されておりました。なんでも明治時代に本尊は阿弥陀如来立像(立った姿)でなければならないというお達しが出され、須弥壇のご本尊を改めたということです。確かに真宗では阿弥陀様は立像であるところに重きをおいています。ではなぜ東海寺には坐像が祀られていたのでしょう。

東海寺の歴史を訪ねてみると、伊豆出身の浄慧が江戸品川の東海寺にて勉学修行され、のち伊勢の地に入り高田中興の祖・真慧上人に師事した後、ここ白塚の地に念仏道場を開いたという。これが東海寺の基となる。その後、第七世・智元のときに本堂が立てられた。智元は江戸芝の増上寺で学問修行されたという。増上寺といえば浄土宗の本山であります。増上寺も京都の知恩院もご本尊は阿弥陀如来坐像ですので、こちら白塚の東海寺のご本尊が阿弥陀如来坐像になったのかもしれません。

第十世誾了は高田派学頭(今日の勧学)となり、高田勧学堂を建てるために尽力されたという。
東海寺の現住職が高田派教学院の院長を務めていらっしゃることと、深い因縁を感じます。

真宗四派合同シンポジウム [日記、時候]

このところ、いくつもの行事が続いていて、こちらでの紹介が滞っています。
ひとつひとつ遅ればせながらUPしてまいります。

先週のこと、高田本山にて「真宗四派合同シンポジウム」が開催されました。
テーマは「これからの寺院のあり方と寺院運営」
今日、急速に寺院を取り巻くというか、私たちの暮らす社会そのものが変化してきております。この先の予測、見通しなどを含め話し合いましょうと、浄土真宗十派の中から東西本願寺と福井県に本山のある四派を除く、(真宗仏光寺派・真宗興正派・真宗木辺派・真宗高田派)この四つの派で集まりました。
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まず初めに基調講演を野村證券株式会社・金融公共公益法人部・塚嵜智志氏お話しいただきました。
氏は宗教法人を対象として仏教各派はもちろん、神社、新宗教など数多くの法人とお付き合いを持たれ、広い視野とリアルタイムの現場の声を聴いていらっしゃる方であります。
塚嵜氏の講演より
日本国の人口減少と少子高齢化が進むことで地方自治体1800から2040年にはその半分が消滅するという予測が立てられており、寺院数も同様に三割から四割が無くなるとみられる。
家族形態の変化(核家族から個へ)により継承者がいなくなる。
宗教に対する意識の変化は、人が消費者体質になった。つまり信仰も受けたサービスに対する対価を払うという行為になってしまった。
各寺院の住職は宗教者としての存在を示し、教えを広めることに今以上に取り組むことが求められる。それと同時に変化し続ける現代社会の中で法人としての管理運営能力が求められる。つまり「永続性をみすえ、時代に適応した適切な宗団運営の必要性」が必須という。
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参加者は皆、そうした深刻な内容に真剣に耳を傾けていたと私は思っていたのですが、塚嵜氏いわく「神社さんの方がもっと状況は厳しいです。(葬儀はほとんどない、お墓もない、氏子制度はあってもお寺の檀家のような護持会を持たない)神社の人たちはもっと真剣に聞いてくれます。お寺の方はまだまだ自分のところは大丈夫と高をくくっているように見受けられる」とバッサリやられました。
この日、一番響いた一言でした。

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