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平和の俳句 [新聞、書籍より]

中日新聞の一面に毎日『平和の俳句』というコーナーに平和の尊さや戦争の愚かさを謳った俳句が紹介されている。そこに登場する俳句は一般から投稿されたもので、特別秀でた一句である。

そして昨日の朝刊にその一面には選ばれなかったものの、素晴らしい選外のものが一覧で載せられていた。そこからいくつかご紹介したい。

まずは戦時中を体験された世代のもの

「兵たりし一気に卒寿春田打つ」  坂部新蔵(89歳)

「嫁ぎたる三日の縁(えにし)叔母の春」   多田園絵(79歳)

「伝へない軍の残虐春愁(うれひ)」   宇佐美次男(81歳)

「土筆摘む兵たりし身の斯く生きて」   久野信義(90歳)

どの方も70年以上昔のことが昨日のように思い出され、まるであの時から時計が止まったままのようです。
重いものを背負いながら今日まで生きて来られたことが偲ばれます。

そして「戦争」を聞き学んだ子ども達の俳句です。

「なにもかもなくなっちゃうのわたしもママも」   樋渡奈那子(8歳)

「平和とは生命(いのち)のもとを生みだすよ」   仲原美優(10歳)

子ども達の敏感な感受性と洞察力に胸にぐさりと突き刺さる鋭さを感じます。
大人、頑張らなきゃ、頑張り時であります。


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