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一楽真先生に聞く [日記、時候]

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昨日は高田本山にて開催中の「仏教文化講座」を訪ね、大谷大学教授・一楽真(いちらく まこと)先生のお話しを聴聞してまいりました。

朝の9時から正午まで3時間に亘り、「念仏もうす生活」という講題で、お念仏が人を変え、世を変えてゆく大きなはたらきであることを語ってくださいました。
先日の相模原の事件にも触れられ、現代日本の縮図として容疑者の姿をご覧になっていらっしゃる。それは「有能で、有益なもの、効率よく、多くを手にすることがよいこと」と見る価値観一辺倒となってしまっている中で、不自由なもの、弱いもの、衰えたものには価値がないものと見ることになり、やがては自分自身を無価値で生きる意味もないものとしてしまう世界が今のこの国、つまりは私たちひとりひとりの生き方となってしまっているのではないかというのです。
阿弥陀様は「無量寿」とも言われますが、この「無量」とはたいへん長い、たいへん大きいという意味ではなく、量ることができないことを示しています。人間の全てを量ろうとする(優劣、善悪、高低、美醜・・・)心を破ってくださるはたらきがお念仏であるということです。

先生のお話は単に知識を頂戴するに留まらず、いくつもの気づき、正に私のことだとハッとする経験を賜る貴重なものでした。

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