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フリースタイル39 [日記、時候]

本堂のチラシ立てのところに『フリースタイルな僧侶たち』の最新号が置いてあります。
フリスタ39.JPG


特集は「普通のお坊さんの生態」
この表紙で子どもとはしゃいでいるのが曹洞宗の小原泰明さん。
小原さんはここ豊橋の広小路にある西光寺のお坊さん。
私もたまたま未来の住職塾が縁で知り合い、お話を伺う機会も度々あり、彼の博識であり思慮深い資質に舌を巻くばかりです。
今回もお寺に生まれお寺を継いでゆくことが当然のようにして仏門に入ってゆく、日本に何万と居る僧侶の常套コースの中で、泰明さんが自己の中に沸き起こる「生きることの意味」「いかに生きるべきか」といった疑問と、大本山永平寺での修行の経験など現実に目の前に存在する仏教というものとの接点が見つからず苦悩された経緯が軽妙なる語り口で綴られています。
私は自分のことと重ねあわせて読んでみて、仏教の勉強をすることの意味を見失った時期があったことや、学んだことを自分の手柄のようにして自己陶酔していたことなどを思い出したりしました。
この記事に改めて「学ぶ」ということの心構えを正してまらいました。

これはお檀家さんたちにも是非目を通していただきたい。
僧侶・お坊さん、といった者が決して完成された人間ではなく、ひとりの人間として悩み苦しみながら生きていることを感じ取っていただけるのではないかと思うからです。
そして仏教に智慧を訊ね道を確かめつつ生きんとしていることを。



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