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はじめの一歩 [高田本山]

先日、高田本山へお役をいただき行って参りました。
「布教伝道研修講座」というもののお手伝いであります。
これは若手僧侶が「法話」を大勢の前で聞いていただくというもの。
30代を中心とした6名の僧侶が持ち時間15分の中で「法話」を披露しました。

P1010360.jpg

本来はお堂の中でするとよいのですが、進行の都合上、こうした大きな会議室を会場としています。

この6名の中にはあちらこちらのお寺でお説教をしているという中堅説教師から生まれて初めて人前で法話を話すという者までおられました。
当然、慣れない者はかなり緊張しておりましたし、話も内容に乏しく短時間で終えられたりでした。
それでも私はここに参加しようと思いを持った彼らを褒め称えたいと思います。

「法話」は真宗の特許ではありませんが、大きな特徴であることに間違いないでしょう。
仏教のどんな宗派でも勤行、法要のない宗派はありません。形式は異なれど仏典を奉読、つまり読経し仏徳讃嘆、研鑚修養を勤めます。そして真宗ではそれと同じくらい大切なこととして「法話」を語り、聞き、談義することを重んじています。
つまり真宗では厳かで立派な勤行を勤めることだけではなく、南無阿弥陀仏のいわれ、阿弥陀様の御本願のありがたさを伝えることが不可欠なのです。

今日、葬儀をはじめとして年回、年忌の簡素化、省略が著しくなっておりますが、そもそもこれは僧侶である私たちの法要に対する意識の低下が形骸化を生み、集われた方に感動も満足も与えられなくなった結果であろうと考えます。

だからこそ真宗においては「法話」を通じて仏縁を結んでいただく機会を図っていかなくては、不要な存在になってしまうことでしょう。

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コメント 1

おはなし

法話と真宗
そういうカテゴリーだったのですね

真宗の書物を読んでも とても理解ができません
単に私が勉強不足だからなのですが…

悟道さんの 法話は わかりやすいです

それで よかったのですね、私


p.s. ブログも いろんな方がUPしていますが
悟道さんの ブログは わかりやすいです

写真も好きです イラストも好きです
by おはなし (2015-09-04 12:32) 

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