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メメント・モリ [掲示板法語]

死を思う人こそ.jpg
死を思う人こそ 本当に生きる人です


もう今年に入って半年が過ぎてゆきました。
掲示板法語を新しくしました。これもどこかの本から抜き出しておいたものです。それも随分昔に書きだしたものなのですが、今あらためて目に留まり、大きな紙に書いてみました。

世間では「4」は「死」、「9」は「苦」であると忌み嫌うことが通例です。そうして人は死を考えないように工夫しているのでしょう。
ところがこの法語では、死を思う人であれと示しています。
ふと思い出した言葉があります。

メメント・モリ


聞きなれない言葉ですが、これは写真家・作家の藤原新也が紹介しているもので、

(この言葉は、ペストが蔓延り、生が刹那、享楽的になった中世ヨーロッパで盛んに使われたラテン語の宗教用語である)

MEMENNTO-MORI 「死を想え」という言葉だそうです。

藤原氏はこう語っています。
(本当の死が見えないと本当の生も生きられない。等身大の実物の生死を感じる意識をたかめなくてはならないい。 死は生の水準器のようなもの。 死は生のアリバイである。 MEMENNTO-MORI )

現代の世界が、いや現代の日本がこの中世ヨーロッパに重なって映るのは、私の錯覚であろうか。

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