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いよいよお盆です (真宗のお盆・その一) [されど習わし]

明日、13日よりこの地域でのお盆となります。
なんやなや言っても年間で一番お寺が賑わう時に間違いありません。
はちす1.JPG


地域によってお盆の迎え方には様々な違いがありますが、浄土真宗としては特別なしきたりが無いというのが一般的かと思います。
ですからお内仏の前に小さな器に盛ったたくさんの料理を並べるといった姿も門徒では見られません。
まずもって浄土真宗では「お施餓鬼」という言葉は使いません。この言葉の意味は正に「餓鬼に施す」ということ。とりようによっては慈悲深い、善い行いのようにも聞こえますが、この時私たちは「餓鬼」を誰と思って行うのでしょう?
言うまでもなくそれは「ご先祖さま」であります。お施餓鬼に対して「それはご先祖様をおもてなしする行事」と、すんなり受け止めるその根っこには「死んだらどうなるのか分からん」「死んだらおしまいだ」という思いがしっかりと根を張っているからだと思います。

阿弥陀様の「必ず救うぞ」との誓いを聞かせていただく真宗門徒にとって、施しを受けなくてはならないような世界は全く無縁のものといってもよいでしょう。
亡き人を訪ねてゆく思いは、やがて仏さまの御許に導かれてゆくことでしょう。期せずして仏様との出遇いを迎えられた人々の悦びを表わし、浄土真宗ではお盆のことを「歓喜会(かんぎえ)」と呼んでおります。
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