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地獄を見てきたよ~ [日記、時候]

只今、大谷派三河別院において
『源信僧都一千年忌記念 往生要集と地獄・極楽展』が開催されています。
(2016年3月3日(木)~8日(火) 9:00~16:30(最終日は16:00まで) 入場無料

源信(げんじん)僧都(そうず)とは(942~1017年)
比叡山においてあらゆる仏教の教えを訪ね、遂にお念仏の救いに恵まれた高僧で、阿弥陀如来の極楽浄土への往生を説かんがために『往生要集』という書をおこされた。
そこには極楽の美しさ尊さが著されていますが、それ以上に地獄の世界が事細かに描写され、読む者を震え上がらせたのです。
当時から大変評判を呼び、日本人に地獄なるもののイメージを刷り込んだといっても過言ではありません。
その往生要集から地獄の様子をビジュアルで、つまり絵にして誰にでもわかるように作られたのが地獄絵図です。
真宗寺院でも浄土を願う心をおこす手立てとしてこうした地獄絵図がお説教の場で用いられたりしました。
(正太寺にはありませんが)

今回、ここ三河別院には近郊の大谷派寺院から一堂に地獄絵図が集められ展示されています。
その迫力は侮れません。
切り刻まれる体、煮えたぎる湯に落とされ、溶けた銅を口から流し込まれ、目玉をくりぬかれ、はらわたを食いちぎられ・・と〇〇が縮み上がるような思いです。

桝田英伸氏絵解き.jpg

会期中にはお昼の12:30より地獄絵図による「絵解き」が行われています。私がお邪魔した時は桝田英伸師が素晴らしい絵解きを披露してくださいました。より一層、地獄絵図の世界が深まり、お念仏のお徳まで感じさせていただきました。

会の運営関係者の挨拶の中で、地獄ではうそつきは舌を抜かれるといわれ、その様子も地獄絵図にリアルに描かれていますが、この絵を国会議事堂に飾っておくべきではないかと仰られると、会場より拍手がどっと起きました。
そうだよね、ばれなきゃいいっていうものじゃないんだよね。

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