お寺で婚活

江南市にあります、臨済宗妙心寺派、永正寺（えいしょうじ）
こちらのお寺では座禅会をはじめ、落語会、コンサートといったイベントを継続して開催され、数年前から「良縁・寺カフェ」と銘打って未婚の男女に出会いの場の提供を始められました。

まずは座敷に上がっていただき男女それぞれが向かい合って座ります。開始は夜。外には日本庭園が眺められ、イイ雰囲気です。

さていよいよ始まりました。向かいに座った方とのおしゃべりが始まります。一定時間ごとに鐘を鳴らし男性が移動することで全員の異性と顔を合わせることができるようになっています。
ここで一時間少々。

本堂に移り、そこにはデリバリーしたパスタやピザが用意され、歓談の時間が約４０分。お互いに飲み物を勧めたり、取り皿を渡したりとさりげなくアピールする姿に見ている私もムフムフ・・・。

あっという間に時間は過ぎ、タイムオーバー

さてここで各人三枚ずつ渡されたカードに自分の連絡先（メルアドなど）を書き、連絡をとりたいと思う相手のナンバーと名前を書き込み提出します。（ここでは各自番号と下の名前のひらがな表記だけ、たとえば「けんいち」「ゆりこ」といった具合の名札を下げています）
みんな真剣な面持ちでカードに書き込んでいらっしゃる。

集められたカードはスタッフによって仕分けされ、それぞれ御指名の相手へと渡されます。数枚のカードが集まる方、そして・・・それがゼロの方。現実は厳しいのだ。

この「良縁・寺カフェ」を今回裏方から見せていただき、この数時間を実現されるための労力、企画から応募、受付、案内、会場の用意、スタッフの手配などなど、並大抵のことではないと知りました。持ち出しこそしないものの全く実費のみでこうしたイベントを開催される情熱はいったいどこから生まれるのだろうと、発案兼主催の永正寺副住職にお伺いしてみました。
答えはそっけなく「お寺だからできることだから」「喜んでもらえたら、こっちも嬉しいよね」といった具合。
確かにこの日の参加者の様子を拝見しても変な緊張感もなく、気取った雰囲気もなく、お寺の持つ安心感から生じるものかと思います。また、参加者が口コミで広がっていると伺い、それもお寺だからという信頼感によるものが強いからではないでしょうか。

さて、正太寺はどうする？？？
結婚したいけれど良い縁に恵まれず「今年こそ・・・」と毎年思い続けている方も多く知ります。需要があることは承知しておりますが、人手の問題とスペース的に正太寺ではちょっと狭苦しいかなと思います。

というわけで、とりあえずそうした場に参加したいという方は江南市までお出かけいただき永正寺「良縁・寺カフェ」にエントリーしてみてはいかがでしょう。こちらに永正寺ホームページを載せておきます。
http://t-eishoji.com/