願い事

地元小学校にて図書ボランティアをやっている。そして七夕の時期になると図書室に笹を持ち込んで設置。短冊も用意して子ども達に願い事を書いてもらっている。

そして８日の朝、笹の片付けにゆく。例年よりもたくさんの短冊が下がっている。
片付けの楽しみは子ども達の願い事を読むことができることである。毎年「オヤッ？」「ナニ！」とか「「オオー！」と思うものと遭遇する。
今年の面白いものをご紹介しよう

「ずっと子どものままでいられますように。」
そうだよね～。誰だって子どものままでいられたらいいんだけどね～。
この子の周りの大人たちはひょっとしたら毎日、汲々として余裕のない生活をしていらっしゃるのだろうか。
この子に伝えてあげたい「大人になると大変なこともいっぱいあるけど、楽しい事もいっぱいあるんだよ」と。

「家族や友達が死にませんように！！」
（すごく綺麗な文字で書いてありました）
家族や友達が大好きなんだな。私も子どもの頃、親が死んでしまうという状況を想像するだけでも怖くなった覚えがあります。そう丁度小学校高学年の頃だった。

「リア充になれますように」
（この同じ文言が四人の女の子によって書かれ、一所にまとめて吊るしてあった）
「リア充」ってなんだ？
リア充（りあじゅう）とは：リアルな充実ということ。つまり現実の生活において満たされている状態をいうそうです。具体的には学校や仕事において成績が良く、友人や恋人に囲まれ、スポーツなどオタク以外の趣味をもっているといった条件がすべてそろっていなければならない。
うーん、小学生に私の小学生像を押し付けてはいけないことでしょうが、あまりに現実的で冷め冷めとした印象を持ってしまいました。この子たちシンドクないだろうかと心配する。