ちょっと未来かな

昨日、名古屋で研修があり、早めに出かけ名古屋の地下街を散策、そこでトヨタ自動車のショールームへと足を踏み入れた。
普段自動車が展示してあるはずのスペースが空っぽ。その代わりにフロアーになにやら模様が描いてある。

するとショールームの係りの人が寄ってきて説明をしてくださった。

「Ｗｉｎｇｌｅｔ」多分「ウィングレット」と読むらしい。この自立式二輪歩行機。セグウェイという外国のものと似ているが一回り小さい。

そしてこのウィングレットの試乗体験ができると聞き申し込む。

これは私の前に試乗している人の様子。背景共々、とても未来っぽいでしょ。
きれいなお姉さんが案内してくれる。わくわくして待っていると、私の時にお兄さんに交代されてしまった。

このウィングレット。ご覧のようにアクセルもブレーキもありません。左右の足を乗せるステップとハンドルのみ。
まずハンドルを垂直に立て、片方の足を乗せると「ピッ」と鳴りスタンバイ。もう片方の足を乗せ、体の力を抜き、体の軸を真っ直ぐに、遠くを見るようにすると安定する。

そこから前に体重をかけるとスルスルッと動き出す。
ハンドルを左に倒せば左旋回、右に倒せば右旋回。
前掲姿勢を戻せば、ストップ。
後ろに重心を移せば、バックもするということだが、この試乗車は安全対策のためバックはできない。

説明を聞きながら試してみれば、なるほどイメージしたように曲がり、止まる。
この小さな機械の中はたくさんのセンサーと制御装置が詰め込まれているのだろう。
時速は6㎞/hということですので、早歩きくらいのスピードですね。
視点も高くなり、楽ちんに移動できるということで、これは観光地の散策などで使えたら楽しそう。

いやいや、これは年をとってから、足腰、膝を痛めずに買い物に行ったり、散歩に行ったりする時こそ活躍しそうだ。だって健康な人と連れ立ってあることもできるし、音がほとんどしないのもありがたい。

まだ段差を乗り越えることがほとんど出来ないようなので、屋外での使用は困難だと思われるが、このコンパクトな本体と乗りやすさは魅力だ。