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立山黒部アルペンルート [日記、時候]

研修旅行二日目は「立山黒部アルペンルート」にて富山から長野へと通り抜けでした。
これは黒部ダム建設という戦後間もない日本で立ち上げられた国家事業によって整備された運搬ルートが今日、観光資源として整備されたもの。
標高475mの立山駅から室堂の2450mまで約2000mを一気に登ります。
ご覧のようにいくつもの乗り物を乗り継いでの行程です。
立山黒部アルペンルート227.jpg

立山駅からまずはケーブルカーに乗り急斜面をグイグイと登ってゆきます。窓の外は新緑に彩られ瑞々しい景色が続きます。
美女平に到着すると次は立山観光バスに乗り換え、案内音声を聞きながら山道を進みます。途中「称名滝」や杉の巨木などを車内から拝見。段々と木々は消え、背の低い灌木ばかりとなり、小さな沢にはミズバショウが咲いていたり、道路に野生のサルの群れがいたりと楽しい道程です。
室堂が近づくにつれ、あちこちに雪が残っています。雪の量も徐々に増え。室堂の辺りはぐるりと雪が取り囲んでいました。
ここではミクリガ池まで散策。こんな六月に雪の上を歩くことが出来るとは思いませんでした。普通のスニーカーではズルズルと滑ってしまいます。
みくりが池.jpg
これがミクリガ池です。池の表面は凍っていて模様が出来ています。この日は風もなく日も照っていたので寒さを感じることはありませんでした。

ここからはトローリーバスに乗りトンネルの中を下ってゆきます。
トローリーバス.jpg
最後列から振り返るとこんな様子。ちょっと殺伐とした雰囲気がいい。

トンネルを抜けると大観峰です。その名の通り大変見晴らしのよいポイント。そしてここからロープウェイに乗って空中散歩。
立山ロープウェー.jpg


黒部平で黒部ケーブルカーに乗り換え、これは全線トンネルの中を進むケーブルカーです。
ケーブルカー駅着.jpg
黒部湖の駅が見えてきました。ホームから見上げている駅員さんがまるで壁に貼りついているかのように見えますね。

黒部ダムと虹.jpg
黒部ダムに着きました。ここは徒歩でダムの上を移動します。さっきまで晴れていた空から雨が降り出し、仕方なく濡れて歩いていると、サッと陽が差しました。
ダムから見下ろすと深い谷に大きな虹のかかっているのが見えました。こんな大きな虹を眼下に見下ろすというのは他ではできないことではないでしょうか。

黒部ダム駅.jpg
ここから再び関電トンネルトローリーバスに乗り、扇沢に到着。
扇沢には今朝私たちを送ってくれた観光バスが先回りして待っていてくれます。
振り返れば白い雪は遥か高い山の上です。ついさっきまであの高さに居たのだなあと思うと、なんだか信じられないような気持ちになってしまいます。
これだけの大移動を終え、改めて日本地図で立山駅~扇沢を確認したのですが、大きな地図の中ではほんのわずかな点から点への移動であります。人間ちっぽけだなあと実感。
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