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作法について [されど習わし]

昨日は名古屋の街中にある「高田派名古屋別院」にて研修がありました。
研修内容は「高田の法式作法」についてです。
ご講師は高田派の勤行や法式についての取り締まり役のような立場「維那(いのう)」である
清水谷博祗(しみずたにはくし)師です。
清水谷博祗氏.JPG
終始にこやかに応対いただきました

僧侶というものはどの宗派であれ、衣や袈裟といったものに身についけていい者、いけない者、使用していい時、いけない時など様々な取り決めがされているものです。

僧侶には身分という階層が設けられ、その身分によって衣や袈裟の色が決められており、ひと目でその人の階級が分かるようになっているのです。
やがてそれまでの最上級の更にその上を新設するようなことが起こり、それは時代が経るほどに複雑化してきているようです。
(つまりこれは人間の虚栄心のあらわれかと私は思います)

また、僧侶の立ち振る舞いについては、大勢の僧侶がピシッと揃って動けるように決まりがあるのですが、これまでは「口伝」つまり口伝えであったため、作法の細かなところは人それぞれということに成りがちでした。

まあ、そうした事を統一してゆこうと今回のような研修が催されるのですが、そこは中々解釈の違いや、これまでに見聞きしてきたものの違いなどが噴出するばかりで、揺れを含んだままの内容であったかと思いました。

私はあまり「これが決まりだ」と決めてしまわないほうが善いんじゃないかと思います。
規則が先行してしまうと、肝心の「仏さまを敬うこころ」の方がおろそかになってしまわないかと心配だからです。
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