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YASUKUNI [新聞、書籍より]

毎年、8月15日終戦記念日となると必ず「靖国神社」がクローズアップされる。
翌日の新聞には政治家の誰が参拝し、誰が参拝しなかったかが紹介されていた。
それぞれに賛否両論あるのが現実です。

今から三年前にこの靖国神社に関する一本の映画が作られた。
封切前から政治家の閲覧とのクレームも出た試写会、上映予定の映画館へのクレーム、そして上映中止という騒ぎを引き起こしたそれは・・・
Y A S U K U N I
靖国.jpg

DVDで今日初めて観てみました。
印象としては少しも煽ったり誘導しようとするようなところは全く感じない静かなドキュメンタリーでした。

私はまだ東京の靖国神社に行ったことがありません。本でその歴史や外国から問題視されていることなどを読んだ程度です。
この映画から感じるのは、靖国神社のいくつかの不思議さです。
静かに参拝するだけなら何処にでもある神社と何も変わらないのですが、やがてそこに軍服を着た一団が現れ声をからして賛美し鎮魂の義を述べる。
また、靖国神社のあり方に疑問を呈する者も殴られたり罵倒されようとも異議を叫び続ける。

一瞬でヒステリック集団と化してしまう。
この空気は靖国境内に止まらず、日本全体にあると感じます。
つまり、靖国にあれこれ意見はご法度ですよというもの。
このアンタッチャブルな問題に『YASUKUNI』のカメラはまるでその姿を消したかのように一視点となりきって静かに様子を観察して見せてくれました。

このDVDには特典として映画封切前の混乱の様子や監督のインタビューが付いていました。
中国人の監督・李纓氏はこう言っています
「この映画は鏡です。見た人それぞれが映し出されます」と。

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