ひんやりと熱い [豊橋・牛川]
栗原瑠璃華 吹きガラス展 ―使う喜び、愛でる楽しさ―
2016年6月4日(土)~14日(火) ギャラリー入船
ギャラリー入船でおなじみとなっておりますガラス工芸作家・栗原瑠璃華さんの個展が開催中です。
今回は「使う喜び、愛でる楽しさ」というテーマのもと、使いやすい器をメインに作品を展開し、且つ今回は栗原さんの器で抹茶やお酒も頂けるという企画となっております。
というわけで私も抹茶を一服いただきました。こちらで500円です。
ガラス制作はご存知のように高温状態での作業です。ガラスを溶かす大きな炉で一週間かけて温度を上げながら、材料のガラスを溶かしてゆきます。そうして準備が整えばあとは一気に制作期間に突入。毎日朝から夜まで工房にこもり、補助の人との共同作業でもってひたすら吹いて、切って、つなげて、開いて、色を混ぜて・・・、聞いているだけでも汗ばんでしまうような熱い熱い数週間。
ガラス器の魅力はこのひんやりと冷たい質感と滑らかな肌触り。シーズンはやはり夏がふさわしい。しかしこのきらめく光のその奥に、灼熱に熱せられたガラスのもう一つの顔を見ることができる。
「あの炎をくぐりぬけて私は生まれたのよ」
ガラスは涼しげな独り言をつぶやく。
ギャラリー入船の情報です。
http://g-irifune.jugem.jp/
2016-06-09 09:00
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