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なやみを断たで救いあり [仏・法・僧]

6日は第一日曜日、「月例法話会」でした。
寒さや冷たさを感じない、ほっこりとした朝です。

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信心ひとたび おこりなば 煩悩(なやみ)を断たで 涅槃(すくい)あり

これは和訳正信偈の一節です。元を訪ねますとこちらです。

能発一念喜愛心 不断煩悩得涅槃 (よく、一念喜愛の心を発すれば 煩悩を断ぜずして涅槃を得)

「一念喜愛心」とは信心のこと。その信心を賜ることで、私たちは煩悩まみれのこの身このままであっても、浄土往生が約束されているという、真宗の救いの根源を表しています。
仏教本来の救いとは、迷いと苦しみの素である煩悩を滅し、涅槃といわれる清浄なる境地に至ることであります。となりますと真宗の救いは仏教から外れているともとられかねません。
しかし、この私に煩悩を慎め、抑えよ、減らせ、無くせと命じられても、抑えることも減らすこともできません。
そんな私を放ってはおけないと、そのまま抱き留めてくださる方がいらっしゃるのです。
その方を阿弥陀如来と申し、その阿弥陀如来の心を信心と申します。

凡夫が凡夫のままに救われてゆくという、真宗の教えのもっとも不思議で、最もありがたいところであります。

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