十二のひかり [仏・法・僧]
十二のひかり放ちては あまたの国を照らします
二日の修正会では真宗法語カレンダーを訪ねました。
今年の法語カレンダーは正信偈の言葉を紹介してくれています。それもいつも勤めなれた漢詩ではなく、和訳した正信偈「和訳正信偈」の中から抜粋です。
普段の正信偈ですと次の箇所が該当します。
普放無量無辺光 あまねく、無量・無辺光、
無碍無対光炎王 無碍・無対・光炎王、
清浄歓喜智慧光 清浄・歓喜・智慧光、
不断難思無称光 不断・難思・無称光、
超日月光照塵刹 超日月光を放って、塵刹を照らす。
ここに12種類の光が説かれています。これらは阿弥陀様の光のもつ様々な功徳を12種に分けて紹介してあるのです。簡単にご案内しましょう。
①無量光 (むりょうこう)
そのはたらきははかり知れない。
②無辺光 (むへんこう)
どこまでも届く光。どんな人であろうとも必ず届く光。
③無碍光 (むげこう)
遮られることのない光。
④無対光 (むたいこう)
不二、無双、比べられる対象がない。
⑤光炎王 (こうえんのう)
ナンバーワン・光の王様
⑥清浄光 (しょうじょうこう)
清らか
⑦歓喜光 (かんぎこう)
苦しみを取り除き、喜びを与える
⑧智慧光 (ちえこう)
智慧を授ける
⑨不断光 (ふだんこう)
いつでも、どんな時でも
⑩難思光 (なんじこう)
人間の思慮は及ばない
⑪無称光 (むしょうこう)
称えようがない。
⑫超日月光 (ちょうにちがっこう)
太陽や月の光を超越している。
これらの功徳はすべて「南無阿弥陀仏」となって私に届いているのです。
2016-01-04 14:57
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